特性評価と加工
マルテンサイト系ステンレス鋼(420、440シリーズなど)は、高炭素含有量、高硬度、熱処理による耐摩耗性を特徴とするが、加工硬化が著しい。冷間圧延後、内部応力を除去するために焼鈍する必要があり、焼鈍温度は通常、マルテンサイト相転移点(約850℃の430ステンレス鋼の焼鈍温度など)以上に制御され、マルテンサイトの再生を防止するために冷却する。
代表的なグレードと用途
AISI 420/440シリーズ:切削工具や医療機器など高強度な場面で使用される。例えば、440Cは炭素含有率が高く(0.95%~1.20%)、硬度はHRC58以上。
焼きなましプロセス:完全水素ボンネット式焼きなまし炉を使用することで、酸化させることができ、酸洗プロセスの必要性をなくし、表面仕上げを向上させることができる。